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稲毛 佐知子 院長

Sachiko Inage

小児眼科から緑内障治療まで幅広く。
「患者さま第一主義」の診療を実践。

大学卒業後、日本大学付属病院を経てお茶の水・井上眼科クリニックに勤務。小児眼科外来に従事するかたわら、井上賢治理事長より緑内障治療の薫陶を受ける。2013年2月に、地元・高田馬場に「いなげ眼科」を開院(高田馬場駅・戸山口より徒歩2分)。日本眼科学会認定眼科専門医。

稲毛 佐知子 院長

稲毛 佐知子 院長

いなげ眼科

新宿区/高田馬場/高田馬場駅

  • ●眼科
  • ●小児眼科

井上眼科病院で緑内障診療の専門性を高め、白内障手術でも連携

稲毛 佐知子 院長

父が歯科の研究職に就いていたため、子どもの頃から医療の世界が身近だった私は、小学生の頃にはすでに医師の道を志していました。数ある診療科のなかから眼科を選んだのは、ビーズや刺繍など細かい作業が元々好きで、緻密さが求められる眼科の手術にそうしたスキルが活かせると考えたから。また眼科の手術は顕微鏡下で座ったまま行えるため、女性でも体力的に無理がなく、長く続けていくことができる点も決め手となりました。
当院開業前は御茶ノ水にある井上眼科病院に勤務し、そこで理事長の井上賢治先生より緑内障の治療についてご教授いただく機会に恵まれました。ですから当院におきましても、OCTによる検査も含めて緑内障の診療には特に力を入れています。
緑内障は、40歳以上の20人に1人がかかる、私たちにとって非常に身近な病気。加えて、初期段階では自覚症状がない点も特徴で、患者様のうち9割は自身が緑内障であることに気づいていないというデータもあります。さきほど述べたOCT(光干渉断層計)というのは、大学病院等でも使用されている高精度の医療機器で、これを用いて網膜の層の厚さを計ることで緑内障の早期発見、ひいては早期治療が可能になります。
また緑内障の治療に限らず、前職・井上眼科病院とは現在も主に手術等の面で連携を取らせていただいています。たとえばあちらで日帰りの白内障手術を受け、経過観察につきましては翌日から当院に通っていただくといった対応も可能ですので、入院が難しい方や、手術後に御茶ノ水まで通院することが困難な方などもぜひ一度ご相談いただければと思います。

弱視・心因性視力障害の診療にも取り組む

稲毛 佐知子 院長

このあたりには小学校や幼稚園も多く、学校の健康診断で引っかかった子を始め、当院には小さなお子様もたくさん来院されます。私自身、井上眼科病院では小児眼科外来も担当していたこともあり、お子様の診療は得意にしている分野のひとつです。
症状としては結膜炎、ものもらい、斜視、そして当院には視能訓練士が常駐していますので、弱視のトレーニングのために通院されているお子様も多く、遠方からいらっしゃる方も少なくありません。適切な眼鏡を処方し、視力の良い方の目をアイパッチで隠し、未発達な方の目を強制的に使うことで視力を発達させます。その子の年齢や視力の状態に合った塗り絵をお渡しして楽しんで訓練して頂きます。さらに症状に関して申しますと、最近は心因性視力障害が増えているように感じています。心因性視力障害というのはその名の通り、心理的・精神的ストレスによって視力が低下してしまう状態のこと。たとえば毎日のお稽古事による疲れ、人間関係や受験の悩み、あるいは眼鏡に対する憧れなどから、脳や目に異常はないのに一時的に視力が低下してしまうケースがあります。このように原因はお子様ごとに異なり、即時的には解決できないのが心因性視力障害の特徴です。そのため治療を行ううえでは、ある程度長期的スパンに立ち、親子一緒に原因の解決に取り組むことが大事になってきます。

井上眼科病院のフィロソフィーを継承する「患者さま第一主義」

稲毛 佐知子 院長

当院では「患者さま第一主義」をモットーとして掲げていますが、実はこれも前職・井上眼科病院で私が学ばせていただいたことのひとつです。常に患者様の立場に立って診療にあたる――。たとえば各種検査結果などにつきましては、患者様にもご確認・ご理解いただきやすいように、必要に応じてモニターに映し出しながらご説明させていただくなどの工夫も行っています。
また当院では、手術が必要と判断された場合には通常、井上眼科病院をご紹介させていただいていますが、ご高齢の方の場合、御茶ノ水までの通院が困難なケースなどもあります。そうした場合にはご要望をお伺いしたうえで、より通いやすい病院をご紹介させていただく、あるいはお体への負担等を考慮して手術自体を回避するといった結論に至ることもあります。こちらの都合を押し付けるのではなく、あくまでも患者様の事情や要望等を第一に考え、相談しながら決めていく。そうした「患者さま第一主義」を、私を含めスタッフ一同、常に心がけています。

眼科と歯科の医療連携にも注力

当院の隣には弟が院長を務める「いなげ歯科」があり、両院の間では眼科と歯科の医療連携も密に図っています。「眼科と歯科の医療連携」と聞いてもピンとこない方も多いかもしれませんが、たとえば糖尿病などの場合、それに起因する症状が目と歯の両方に現れることも決して珍しくありません。また、涙と唾液の分泌が減るシェーグレン症候群なども、眼科と歯科に関わる病気のひとつ。「あそこなら、眼科と歯科の診療が併せて受けられる」という理由で、他院からシェーグレン症候群の患者様をご紹介いただいたことも過去にはありました。
また、糖尿病やシェーグレン症候群のような何か特定のひとつの病気でなくても、目の不調は「いなげ眼科」に相談し、歯の治療は「いなげ歯科」で受けるといった具合に両院をハシゴされる患者様はたくさんいらっしゃいます。なかには、お子様が隣で歯の治療を受けている間にお母様は当院で目の検査をする、といった形でご利用くださっている方もおられるんですよ(笑)。

これから受診される患者様へ

以前と比べて眼科の検査機器はだいぶ進化していまして、現在はほとんど苦痛なく検査を受けていただくことができます。また、当院のスタッフはお子様の対応に慣れていることもあり、「大学病院では怖がって検査を受けることができなかった」というお子様でも当院ではまったく平気で(笑)、親御様から感謝されることもしばしばです。
大人・子どもを問わず、目の病気は特に早期発見・早期治療が肝心です。その意味でも、少しでも気になることがありましたらどうかお早めに、「高田馬場」駅戸山口から徒歩2分の「いなげ眼科」までご相談いただければと思います。

※上記記事は2016.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

稲毛 佐知子 院長 MEMO

眼科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:日本舞踊、茶道、琴
  • 好きな本:『星の王子さま』
  • 好きな映画:ニュー・シネマ・パラダイス
  • 好きな言葉:感謝
  • 好きな音楽:邦楽
  • 好きな場所:海

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エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

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