梶原 直子 院長への独自インタビュー

祖母への想いから歯科医師になり、義歯治療に力を注ぐ

私が歯科医師になったのは、一緒に暮らしていた祖母の存在が大きかったでしょうか。もともと医療系に興味があって、「医科か」「歯科か」と迷っていたのですが、祖母が入れ歯で苦労しているのを目にして、「それならば私が歯医者さんになって、入れ歯を作ってあげるよ」と（笑）。結局、その約束が果たされる前に祖母は亡くなってしまいましたけれど、私がいま義歯治療に力を入れていることには、祖母への想いがあるのかもしれません。
鹿児島大学歯学部を卒業後は、上京して、勤務医として診療をはじめたのですが、このときお世話になったのが、『中井駅前歯科』の前身とも言える「衣川歯科」だったんです。私の恩師とも言える衣川院長のもとで、10年あまり経験を重ねるなかで、残念なことに先生が病に倒れられて。61歳という若さで亡くなった先生の想いや、ずっとお付き合いしていた患者さんを引き継ぐため、2010年に私が院長となり、医院の名前も改めて、新しいスタートを切りました。

歯科の枠を超え、地域の中で患者さんを支える

医院の内装は、先代の頃から大きな変化はありませんし、来院される患者さんも、以前から変わらずに通ってくださる方がたくさんいらっしゃいます。ご高齢の患者さんをはじめ、若い世代の方や、お子さんを中心にご家族みなさんで通院してくださる患者さんもいらっしゃるんですよ。また、医院がある2階までの階段を上るのが難しい場合などは、患者さんの元を訪れる訪問歯科にも対応しておりますのでご相談ください。
ここ新宿区は、在宅医療にとても力を入れていて、私も歯科医師会の一員として、歯科の枠を超えたサポートをしています。時には、医科のドクターやケアマネージャーなど、さまざまな職種の方たちと連携したり、ディスカッションをしながら、1人の患者さんを地域の中で診ていくわけですね。こうした「顔の見える連携」ができることは、患者さんやご家族にとっても安心なことだと思いますし、私自身もたくさん勉強をさせていただいています。

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