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中川 哲夫 院長

NAKAGAWA TETSUO

噛み合わせ、いびき治療にも尽力。患者さんの一番良い未来を残せる治療を実践。

大学卒業後、歯科医師として経験を積んだのち、父の診療所に勤務。1987年に、新宿駅中央西口から徒歩3分程の場所に移転。現在院長。

中川 哲夫 院長

中川 哲夫 院長

中川歯科医院

新宿区/西新宿/新宿駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●矯正歯科

父の古いやり方から、経験の重要性を学んだ。

中川 哲夫 院長

父が歯科医院を開業していました。夜の6時を過ぎても30人以上患者さんが並んでいた様子を見て、子どもながらに大変で嫌な職業だな(笑)と思っていました。しかし高校生になり、いよいよ自分の将来を考えたとき、そんな仕事をこなしていた父を少し意識するようになっており、歯科大学への進学を決意したのです。私には内科医と歯科医の兄がいて、大学を卒業した後、歯科医の兄のもとでしばらく修業したこともありました。
父が80歳を超えたころ、父と一緒に働くようになりました。当初は、父の古いやり方に疑問を持っていましたが、患者さんへの丁寧な対応や治療は、見習うべき点も多いと感じました。例えば、患者さんの歯型を取るとき、私は「そのままじっとしていてくさだい」と言って他の患者さんを診るんです。しかし父は、最後までその型を手で持っているのです。より正確なものを作るためです。また、40年以上前に父が治療した被せ物がきれいな状態を保っていたこともたくさんありました。古い時代の機器では虫歯をきれいに削り取るのは難しく、再発しやすいと学んできたので驚きました。理論だけでなく、経験することの大切さを父から教わりましたね。

新宿で70年。親子2代で地域医療に貢献。

中川 哲夫 院長

父は1948年、今より少し中野寄りの成子坂下に当院を開設しました。現在の、JR新宿駅中央西口から徒歩3分程の、この場所に移転したのは1987年です。新宿でもう70年近くになります。結局父は87歳まで現役でした。私は兄の元でも教わりましたので、父と兄の知識と技術の「いいとこ取り」となりますね(笑)。加えて、最近マイクロスコープを導入したので、より緻密で正確な治療が安全にできるようになりました。当院は、紹介の患者さんが多いんですよ。歯周病の患者さんなどは、骨が安定するまで時間がかかりますので、長期間通院されることになりますが、「駅から近くて便利」と重宝がられています。また、私は極力歯や神経を抜かないようにしていますので、義歯を嫌う患者さんなどが当院を紹介してくださるようです。

噛み合わせ治療が導く効能は幅広い。

中川 哲夫 院長

「噛み合わせ治療」というものを重視しています。虫歯などの治療も、この噛み合わせを治してから行っています。噛み合わせはお口だけでなく、例えば肩こりや腰痛、偏頭痛など全身の健康に関わってくるんです。知覚過敏のほとんどは噛み合わせの不具合から来ているといってもいいでしょう。以前、左右の歯が知覚過敏となっている患者さんに対して、片方は噛み合わせの調整、もう一方はレーザーと薬剤で治療をしました。噛み合わせの調整をした方は治療がうまくいきましたが、もう片方は、歯質が欠け、沁みるのが治らなかったんです。この症例で、知覚過敏の原因は噛み合わせの悪さだと認識しました。
具体的な治療としては、「スリープスプリント」というマウスピースを使ったり、噛み合わせを調節して顎の位置のずれを正しい状態に戻します。これだけで、肩こりや顎の痛みも緩和されますね。ただし、顎の位置を治すと、上下の歯の接触状態が悪くなることがあります。この場合は、矯正治療や歯を削って被せ物をする治療をし、調整します。肩こりや腰痛などにも効果的なので、整形外科の先生からの紹介も多いですよ。また、ちょっと変わったところでは、いびきの治療も手掛けています。いびきは寝ている間に舌が口腔の奥に入り込み、気道をふさいで起こります。上下の歯にスリープスプリントを付けることで気道を確保、いびきを防ぎます。大半の人はこれで改善されますね。実は、この治療方法はいびきで悩んでいた兄が考えたものなんですよ。スリープスプリントは持ち運びに便利で、安全性も高いというメリットがあります。

生活習慣の改善が虫歯予防の根幹。

若いころ、歯科医師として患者さんの虫歯の治療をしても、数年するとまた虫歯が再発して来院される、ということがありました。同じケースが何件か続くうち、「なぜ、患者さんの歯は悪くなったのか」と迷い、考えるようになりました。そのとき、私は患者さんの生活習慣に目を付けたのです。毎日の正しい歯磨きはもちろん、甘いものを食べ過ぎていないか、煙草を何本吸っているか…などなど。こうした生活習慣に問題があると、いくらいい治療をしても虫歯は再発してしまうのです。それから、患者さんにこうした生活習慣の改善を提案するようになりました。当院では、1日30分から1時間の歯磨きを勧めています。さらに、甘い物を控えたり、禁煙するなど生活習慣を改善すると、歯肉が引き締まり、歯を支える骨が再生してきます。そうすれば、安易に歯を抜かずにも済みます。生活習慣を改めると、体が病気の個所を治そうとするんですね。中には、他院で総入れ歯をすすめられた患者さんが、奮起して1日3時間も歯磨きをし、禁煙をして、歯のぐらつきが全くなくなったというケースもあります。生活習慣の改善は、「歯を抜かない」という、私が理想とする治療の根幹の一つでもあります。

これから受診される患者さんへ。

歯科医院を選ぶ際は、歯科医師が患者さんの疑問や希望に対してきちんと説明してくれるかどうかが一つの基準になると思います。最近は、技術も格段に進歩していますので、治療にもいろいろな選択肢があります。セカンドオピニオンを求めて、幾つかの歯科医院を回ってみるのもいいのではないでしょうか。ちなみに私は、患者さんに私の携帯番号が入った名刺をお渡しし、「痛くなったら休日でも診察しますので、ご連絡ください」とお伝えしていますので、いつでもお気軽にご来院ください。

※上記記事は2016年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

中川 哲夫 院長 MEMO

  • 趣味:音楽鑑賞
  • 好きな本:ジャンル問わず
  • 好きな映画:007シリーズ
  • 座右の銘・好きな言葉:人間万事塞翁が馬
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな場所:北海道

グラフで見る『中川 哲夫 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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